真のゲーミングキーボードを作ったぞ

2026-07-13

そんなにゲームしてないくせに

何年か前は結構熱心にゲームしていたんだけど、最近はほとんどやってない。

ごく最近だとVindictusをかなりプレイしていたけど、GWあたりから忙しくてやっていない。

たまにプレイするのは、Muse Dashとストリートファイター6とProject Cars 3くらい。 ストリートファイター6も調整にうんざりして本当にたまにしかやってない。ほぼ引退してる。数ヶ月単位でプレイしないこともある。

Muse Dashはいくらでもプレイできてしまうので、逆にあんまりやらないようにしている。

スト6用コントローラ

なんだけども、スト6の道具は更新していたりする。

Chienomiで述べたように、以前はHaute42 HautePad M13を使っていたのだけど、反応がいまいち安定しないように感じてキーボードでプレイしていた。

でもレバーレスに若干の未練があったので、「理想的なキーボード」としてHaute42 HauteBoard B16を導入した。

Haute42のコントローラーたち

HauteBoard Miniとの最大の違いは左右スペースが追加されたこと。 ちなみに、右スペースのデフォルトアサインはRS。

案の定という感じなのだけど、やっぱり動作が結構不安定。 RP2040って微妙なのかな? 入力がおかしくなったり、切断されてしまうことが多々ある。

そういう意味でも個人的にはキーボードのほうがいいと思っているのだけど、にも関わらずB16を導入したのはオフ大会を見据えてのこと。

Masterになったのでオフ大会に出るかもしれないし(実際に応募したことはある)、オフ大会ではキーボードが使えない場合も多いので、「普段はキーボードでプレイしつつ、キーボードが使えないオフ大会でレバーレスを使う」を想定したチョイスだ。

HauteBoardは普通のCherry MX互換キースイッチのホットスワップ対応なので、キースイッチの選択肢が豊富。 Impact 80 UltraについてきたSeaSaltを中心に、ジャンプやインパクトはしっかりとした硬い押し心地にするためにJupiter Bananaを採用している。

「ゲーミング」キーボード

じゃあキーボードでスト6ってプレイしやすいのかというと…… 実は割と微妙。

まぁ、配置的にも、使わないキーがあるという理由でも向いてはいないよね。

しかし私は考えた。

ゲーム専用ならUSキーボードでよくない? と。

完全に専用仕立てのキーボードをUS配列の60%キーボードでやろうと思ったのだが、もっと考えて気づいた。

分割キーボードのほうが良いのでは。

予め言っておくが、私は分割キーボードでタイピングすることはできない。 JIS配列にこだわるのは私がかな入力だからだが、US配列に関してもローマ字入力すればいいだけなのでできなくはない。

が、私は入力しようとするキーに先行して指を置くオルガンスタイルタイピングなので、この意味でホームポジション死守前提である分割キーボードは使うことが不可能だ。 だって、ホームポジション維持してタイピングしたことがないもの。

なので、分割キーボードは完全にゲーム専用。キーボードとしては別にキーボードを用意した状態でレバーレスと同じようなポジションで接続する。

というわけでこうなりました。

Split 65
キーキャップ装着

キーボードはEpoMakerのSplit65。 スイッチはFlamingoを選択。

私のキー設定はこう。

キー スト6 Muse Dash スイッチ
A 上(メニュー左) Silent Bluish White
S Silent Bluish White
D 上 (メニュー右) Silent Bluish White
F (決定) Flamingo
Shift DI Silent Bluish White
Space ジャンプ - Jupiter Banana
J 弱K Silent Bluish White
K 中K Silent Bluish White
L 強K Silent Bluish White
U 弱P - Silent Bluish White
I 中P - Silent Bluish White
O 強P - Silent Bluish White
/ DP Flamingo
TAB (メニュー) - Flamingo
Enter - (決定) Flamingo
ESC (キャンセル) (キャンセル) Flamingo
W - - Cthulhu
Q - (セット固定) Flamingo
E - (セット選択) Flamingo
R - - Flamingo
カーソル - - Flamino

鳴潮(一時引退済み)はショートカットキーを左手で操作したいので分割キーボード向きじゃないし、Vindictusは左手操作でキーボード全部必要なので分割キーボードは厳しい。 「キーボードを両手操作で使う」ゲームって結構限られていて、私の手持ちだと現状スト6とMuse Dashしかない。BallisticNGもキーボード操作が主流らしいのだけど、私はパッドでやっている。

なのでものすごい狭い用途の専用品。 これ以上の「ゲーミング」キーボードが存在しようか!

ちなみに、右スペースにスイッチを挿していないのは単に使わないからだけど、これでスペースキーが2つになるのを避けられているため、カジュアルプレイにプロツアーのルールを適用したがる人の対策としてもバッチリ。

一応、左手だけを使う(キーマウ操作の)ゲームでもある程度プレイできるようにスイッチを挿してある。 接続は左側で行われるので、左だけでの運用は可能。

キーキャップはMOAプロファイル。キーキャップのないGMK70で作ったものの、動作不良があったために返品。このときに合わせて購入していたキーキャップを使っている。 タイピングに使わないからこそフラットなプロファイルが選択できるというのもゲーミング専用の仕立て。

スイッチ選択

手持ちの中で余っていて候補になるのは、TTC Frozen Silent V2, Su-lab HMX Cthulhu (37g), Gateron 0° Silentの3つ。

Frozen Silent V2とCthulhuは非常によく似たスペックのスイッチ。 0° Silentもトータルトラベル3.6mm, アクチュエーションポイント1.8mmで割と近い。

TTCは似たようなスイッチが色々ラインナップされている。 気になるのはAULA F75に採用されているNew Moon (1.5mm/3.6mm, 36gf/42gf/57gf)とFlaming Pink (1.6mm/3.6mm, 38gf/43gf/50gf)。 ちょっとややこしいけど、Flaming Pink (Flaming Series)とBlaze Pink (MX Series)は別のスイッチ。

1.2mm/3.6mmのBlaze Silverもちょっと気になる。 荷重増加の非常に少ないスイッチだ。

他の候補としては、最も良い感触を得ているRabbitと、ゲームでも可能性を感じているDurockのWhite Lotusもある。 けど、どちらも余りがなく、Rabbitは値段が1個200円近くまで上がってしまっている(公式通販は15個で22.48USDなので、プレミア価格というわけでもない)。 White Lotusはトップが細くてキャップが抜けてしまいやすいというゲーミングでは明確な欠点がある。

その上でだが、まずCthulhuはゲームで使うと入力ミスが多いのでやめておいた。 多分軽すぎるのだと思う。 Muse Dashは走ってしまうことが多いし、スト6ではコマンド不成立になりやすい。

Frozen Silent V2は既にキーボードとしてビルドしていて、安定した結果が得られている。 しかしRabbitの圧倒的な成果を前には、よりよいスイッチを考えたくなる。

0° Silentはこれまで補助としてしか登用されていない。 決して静かなスイッチではないが、感触を試してみるにはいいだろう。

これに加え、これ用に気になっていたTTC New MoonとTTC Silent Bluish Whiteを追加。 Flamingoのキーボードを買ったのでFlamingoを含めて5つのスイッチを候補とした。 そして、採用を決定するためにMuse Dashでテスト。

Switch Prejudice Tsuki MUSEDASH!!!! Parousia
Framingo 98.99 97.52 97.97 97.99
Frozen Silent V2 98.99 98.76 98.55 97.64
0degree Silent 97.23 97.45 98.55 95.49
New Moon 99.16 98.83 98.84 96.51
Silent Bluish White 99.24 99.31 98.84 96.92

Parousiaは途中で頭が追いつかなくなってしまった感がある。

Framingoは安価なスイッチだが、素直なリニア軸でかなり使いやすい。 Muse Dashでは特にリズムがとりやすくはないために成績よりもフィーリングはよくなかったが、普通にメインとして使えるスイッチだと感じた。

New Moonは軽いけれどほどよく手応えがあり、非常に良いリニアスイッチだと思う。リズムもとりやすい。

Silent Bluish Whiteはそれ以上の結果を残した。 Silent Bluish Whiteは弱タクタイルで、リズムをとるのにちょうどよい。 好みにもよると思うけど、個人的にはこれくらいのフィードバックがあると非常にやりやすい。

New MoonとSilent Bluish Whiteはこれでキーボード組んでみたいくらいの感じでもある。 このキーボードには結果の最もよかったSilent Bluish Whiteを採用した。

結構あり

実際、Haute42のレバーレスよりは快適にプレイできているし、Muse Dashはまさに専用デバイス感がある。

スト6のオフライン大会で使用するのは難しいが、左手小指に拡張できるのはキーボードならではの強みだろう。

カスタマイズ自由度が極めて高いので、相当良いと私は感じた。