SSHエージェントの削除
Gnome KeyringにはSSHエージェント機能があり、Gnomeデスクトップ、あるいはGnome Keyringを使うデスクトップ環境(例えばCinnamon)ではSSHアクセス時にGnome Keyringを使って鍵パスワード1を保存しておくことができる。
しかし、Gnome Keyringの1:46でSSHエージェント機能はデフォルト無効化され、削除予定となっている。 この機能はgcrに移行された。
これに伴って、直近のManjaroのアップデートでSSHエージェントが機能しなくなった。
Manjaroでのgcr
Archwikiにおいてはgcr-ssh-agent.socket
ユニットを有効にするよう説明されている。
わざわざリンクされているが、見落としやすいポイント。 これはユーザーユニットである。 つまり、Archwikiで言ってるコマンドは
$ systemctl --user enable gcr-ssh-agent.socket
である。
ただ、Manjaro Cinnamonでは最初からユニットは有効化されているため、この手順は特に必要なく、環境変数をセットするだけで良い。
非X環境(SSHで入ったときとか)は機能しないので、~/.xprofile
に書いておくのが良さそう。
export SSH_AUTH_SOCK=$XDG_RUNTIME_DIR/gcr/ssh