ゲームパッド(ジョイスティック/コントローラ)のレビューまとめ

2023-12-29

前置き

私が実際に購入して使っているもののレビュー。

レビュー

8bitdo SN30 Pro USB

  • スーパーファミコンのコントローラ風
  • LT/RTはトリガーになっていないスイッチ方式
  • スティックやLT/RTもあり、スイッチの数は揃っている
  • バイブレーションもある
  • 一時期Linuxでうまく動かなくなっていた
  • スーパーファミコンのコントローラにまんま近い
    • 持ちやすいけど握れない
    • 軽いけど安定しない
    • そこが良くもあり悪くもある
    • LT/RTがスイッチなのは稀有な魅力

EasySMX ESM-9102

  • 小さめのXBoxタイプのパッド
  • LinuxでもWindowsでも「だいたい」安定している
    • ただし、LinuxではSNES9Xでうまく動かなかったり、Windowsではつなぎ直さないと認識しなかったりということもあった
    • それでも、相対的にはそれなりに安定しているほう
  • トリガーは細かい調整しづらいものの、リニアで使いやすい
    • ただしやや重く、レースゲームだと指が疲れる
  • スタートボタンを間違って押してしまいやすい
  • バイブレーションは弱め
  • 総合的には良いほう

IFYOO V-one

  • トリガーはゆるくて軽いけれど、奥のほうで重くなる
    • しかし、重くなるところに入るところではトリガーは100%になっているので意味がない
  • ボタンはぐにゅぐにゅしている
  • スティックは悪くない
  • 全体的にいまいち
  • LinuxではXinputでうまく認識されない時期があった

IFYOO XONE Pro

  • XBoxタイプのコントローラ
  • ABXYボタンに関してはスクロールが浅く、感触が薄い
  • LB/RBは外側を押すとぐにゅぐにゅしている
  • 十字キーの感触は分かりやすい
  • スティックは反発が強めなので比較的コントロールしやすい
  • 接続安定性がいまいち

Razer Wolverine V2

  • 16800円の高めなゲームパッド
  • サイズがかなり大きくて、重い
  • ボタンはメカニカルスイッチで、カチカチする
  • 握りしめていると人差し指が痛くなる
  • ボタンは非常に押しやすく、トリガーのコントロールもしやすい
  • スティックのコントロール性は良い。が、最高ではない
  • LT/RTはストッパーつき
  • 高いだけあって、かなり良いパッドなのは間違いない
  • しかし、他のパッドとかなり感触が違うので、持ち替えると操作ミス連発する

COWBOX Elite Pro Q300

  • AmazonでCOWBOXというセラーが売っている
  • USB Micro-Bポートという記述があるものがあるけど、Type-Cポートになってる
    • バージョンアップを繰り返しているっぽい
  • Bluetoothゲームパッドだけど、USB接続でも利用可能
  • フェイスプレートが交換可能
  • 十字キーに丸いプレートを被せることができる (格ゲーのコマンド入力とかはちょっと楽になるかも)
  • 十字キーとスティックは位置を入れ替えられる
    • ネジを回す必要があるけど、専用工具はパッドに収納できる
  • Xinputのほか、DualShock4互換コントローラとしても使える
  • LT/RTはトリガーとしての機能は持っているものの、ストロークが超短いのでレースゲームは厳しい
  • LB/RBは外側を押すとふにゃふにゃ
  • スティックが小さくて反発が強く、ちょっと独特
  • スティックに頭を被せて高さを調節できるようになっている
  • 高機能だけど、質はそんなによくない
    • タイトルによってプレイしやすい、しにくいがかなり違ってくる
    • 私はやらないけど、FPS向けに作られているのかも

HAUTE42 Haute Board Mini

  • 日本ではJZW-ShopというところがAmazonで扱っている
  • 「レバーレスアーケードコントローラ」と書いてあるけど、実態はGP2040な12キーのキーボード
    • 格闘ゲーム用のレバーレスアケコンとは配置が全然違う
    • そこが唯一無二の良さでもある
    • 格闘ゲーム以外でも使える汎用性だけど、実際のところ格闘ゲーム以外では使えるゲームは限られる
  • 12のメカニカルキーと、5つのボタンがある
    • 言い換えると、スティックはないが、LS/RSのボタンはある
  • Xinput/Switch/DualShock3-DirectInput/DualShock4/Keyboardのモードがある
  • Webコンフィギュレーターによる設定が可能
    • スタートボタン押しっぱでPCにつなぐと、パッドがネットワークデバイスとして認識される
    • この状態でhttp://192.167.7.1にアクセスすると設定画面に入れる
    • OSに依存しない上に手早くできて、とても便利
  • L/Rとの同時押しを多様せず、スティックやトリガーを必要としないゲームが意外と少ない
    • 視点移動にRSを使ってたり、LBとA押しっぱみたいなのが発生したりして厳しい
    • Street Fighter 6もワールドツアーモードは視点移動がしづらくて厳しい
  • 質感はとても良い
    • 私が自作したらこんないい感じには絶対ならない
  • キースイッチはLEOBOG Graywood V4
    • 30-50gf, 40gf act, 1.5mm/3.6mmというオーソドックスなゲーミングキー
    • うっすいタクタイル感のあるスイッチ
    • ホットスワップ可能なタイプなので、付け替えはできる (その技術があれば)
  • キートップはCherry MX互換なので、市販キーキャップに付け替えることも可能
  • 手持ちプレイはできなくはないけど、ちょっとA/Xが遠い
  • 置いて使うと滑りそうだけど、滑り止めの足がついてるので実際は問題ない
  • 公式サイトではLinuxはkeyboard mode onlyとなっているけど、実際は普通にXinputとして使える
  • キーボードとして使う場合のキー配置は設定可能
    • 「60%キーボードの補助部品」として使うことが可能で、実はめちゃくちゃ便利
      • PgUp/PgDnやHome/Endもマッピングできる
    • キーボード設定はプロファイル切り替えできないので、変更は再マッピングが必要
  • ボタンレイアウト自体も設定可能
    • 手前がRT, LTっていう配置なの違和感あるなと思ったけど、SF6だとアーケードっぽい配置になるのでそういうものなのかも
      • 私がプレイしてた格ゲーはPS1のストZERO3だったため、RT/LTになってること自体にちょっと違和感(L1/R1だった)
    • ゲームによってはゲーム側でボタン設定変えるより、パッドのプロファイルでコントロールしたほうが楽かも
  • キワモノ感がなくもないけど、一本持ってて損はないパッドだと思う

GameSir T4 Kaleid

  • EasySMXと並んでAmazonでは存在感あるパッドメーカー “GameSir” の最新作
  • トランスルーセントデザインにライティングがあって、非常に綺麗、かつ新しい感じがする
  • スティックとトリガーにホールエフェクトセンサーを用いている
    • 測定方式が異なり、耐久性が高く、センシングのブレが非常に小さい
    • デッドゾーンを詰められるのが最大のメリットらしい
  • ABXYボタンにはマイクロスイッチを採用していて、カチカチする
    • 十字キーやLB/RBのスイッチも地味に高品質で、かなり確実な入力ができる
    • Wolverineがそんなに確実な入力ができないので、こっちのほうがいいかも
  • ジャイロセンサー搭載
    • 通常はLSやRSをエミュレートする
    • ネイティブ機能を使うことで、Switchのジャイロ機能を使える
  • トリガーストッパーがない代わりに、ヘアトリガーモードがある
    • わずかでも押し下げれば100%入力になるモード
  • 最大ポーリングレート1000Hz
    • ポーリングレートも設定可能
  • 裏側のボタンはデフォルトで何も割り当てられていないけど、邪魔
  • 左右で異なるウェイトを積んでいて、リッチなバイブレーションを実現している……けど、そのせいでうまく機能しないことが多い (断続的な震えるようなケースではほぼ機能しない)