私が所有したスマートフォンの評価記録

2023-05-22

WX04SH AQUOS PHONE es

項目 データ
メーカー SHARP
モデル AQUOS PHONE es
発売年 2013
販売価格
SoC Snapdragon S3 Plus MS M8260A
OS Android 4.1
RAM 1GB
ROM 8GB
サイズ 4.0
ディスプレイ 480x854 液晶
メインカメラ 4.9Mpx
インカメラ 0.3Mpx
防水 IPX5/7
購入時期 2014
購入価格 1
評価

PHSと3Gのハイブリッドの回線の特殊なモデル。 ソフトバンク向けのモデルをベースにカスタマイズされていて、全体的に機能が落とされる代わりにPHSに対応した。

小さくてまるっこくて持ちやすいというのは美点だけれど、とにかく性能が低くてなんにもできず、センサー類がうまく動かないのか、正しく動作しないアプリも多かった。 そしてなにより、スリープモードでバッテリーもちが11時間程度と極端に短く、ほとんど使うことはなく電源を切った状態でケースに入れられていた。

K4000

項目 データ
メーカー OUKITEL
モデル K4000
発売年 2015
販売価格
SoC MT6735P
OS Android 5.1
RAM 2GB
ROM 16GB
サイズ 5.0
ディスプレイ 720x1280 IPS液晶
メインカメラ 8Mpx
インカメラ 2Mpx
防水
購入時期 2015
購入価格 15000
評価 ☆☆

「ドリルやハンマーでも割れず、車で引いても大丈夫、砂漠でも使うことができて水にぬれても平気」という驚異的なタフネスと、4000mAhのバッテリー、という宣伝文句で話題となったスマートフォン。

購入したが、1週間程度でオーディオ出力が壊れ、差額でK4000 Proへと交換した。

K4000 Pro

項目 データ
メーカー OUKITEL
モデル K4000 Pro
発売年 2015
販売価格
SoC MT6735
OS Android 5.1
RAM 2GB
ROM 16GB
サイズ 5.0
ディスプレイ 720x1280 IPS液晶
メインカメラ 8Mpx
インカメラ 2Mpx
防水
購入時期 2015
購入価格 18000
評価 ☆☆

K4000から交換したもので、私が初めて「ちゃんと」使ったスマートフォン。

バッテリーがK4000の4000mAhから4600mAhに大型になっているほか、対応バンドが少し広がった。 その代わり、さらに重くなった。

丈夫さがウリのスマートフォンだったが、落としたら一発で割れたし、防水でもなかった。 いいところはバッテリーもちがいいことくらいだろうか。

MediaTekプロセッサで、アプリがうまく動かないことが多かったのにも苦しめられたが、結構がっつり使った端末でもある。

P6000 Pro

項目 データ
メーカー Elephone
モデル P6000 Pro
発売年 2016
販売価格
SoC MT6753
OS Android 5.1
RAM 3GB
ROM 16GB
サイズ 5.0
ディスプレイ 720x1280 IPS液晶
メインカメラ IMX219PQ Exmor R 8Mpx
インカメラ 2Mpx
防水
購入時期 2016
購入価格 20000
評価

割ってしまったK4000 Proの代わりに購入した端末。 中国Elephoneの端末で、当時はメモリ不足が厳しかったため、3GBメモリに魅力を感じた。

デザインは悪くなかったが、インストールしてもいない謎アプリが生えてきたり、ウェブサイトにアクセスすると明らかにアクセスしたのとは違うページに飛ばされたりと怪しい挙動がたんまりあって、結局ほとんど使うことなく封印した。

Android One S2

項目 データ
メーカー Kyocera
モデル Android One S2
発売年 2017
販売価格
SoC Snapdragon 425
OS Android 7〜9
RAM 2GB
ROM 16GB
サイズ 5.0
ディスプレイ 720x1280 TFT液晶
メインカメラ 13Mpx
インカメラ 2Mpx
防水 IPX5/7
購入時期 2017
購入価格 1
評価

ワイモバイルでの強制的な機種変により無料入手した端末。 基本的に別の端末を使う前提だったので、利用することはなかった。

ところが、2020年になってから会社用のスマホが必要になり、Android 9までアップデートできた都合もあって採用。 処理性能が低く、タッチ1回で1分くらい待つことすらあるし、Slackの起動は10分くらいかかるため使い物にならないが、会社のGoogleアカウントで使えるということだけはメリットだと言えた。

端末として良い点はなにひとつない。

Redmi Note 4

項目 データ
メーカー Xiaomi
モデル Redmi Note 4
発売年 2017
販売価格
SoC Snapdragon 625
OS MIUI 8
RAM 3GB
ROM 32GB
サイズ 5.5
ディスプレイ 1080x1920 IPS液晶
メインカメラ 13Mpx
インカメラ 5Mpx
防水
購入時期 2017
購入価格 25000
評価

当時日本には入っていなかったXiaomiの端末。 初の5.5インチで、性能的にも従来とは比較にならないほど充実したもの、デザインもよかった。

かなり期待したのだが、到着後数日で事故で水没させてしまい、ほとんど使うことができなかった。

Zenfone Selfie

項目 データ
メーカー ASUS
モデル Zenfone Selfie
発売年 2015
販売価格
SoC Snapdragon 615
OS Android 6
RAM 2GB
ROM 16GB
サイズ 5.5
ディスプレイ 1080x1920 IPS液晶
メインカメラ 13Mpx
インカメラ 13Mpx
防水
購入時期 2017
購入価格 15000
評価 ☆☆☆

キャリアで1円で付属したわけでもない「購入した」端末としては初の国内正式販売モデル。 世代としてはZenfone 2の世代になる。

まるっこくてするするなので、ものすごく持ちにくいという難点があり、初めて手帳ケースを導入した。 アウトカメラとインカメラで同じセンサーを使っていて、インカメラのホールがとても大きい。また、内側にLEDフラッシュを2つ搭載するなど、気合の入ったセルフィーカメラだった。

性能は低いものの、ホームアプリのZenUIがかなり使いやすいため、使い心地はよかった。 ただ、かなり不安定で、バッテリーが急になくなる、再起動するといった問題があったほか、Elephone同様に、勝手にアプリがインストールされる、変なサイトに飛ばされるという怪しい挙動もあった。 動作は我慢できないほどではないものの、かなり緩慢。

ELUGA X P-02E

項目 データ
メーカー Panasonic
モデル ELUGA X P-02E
発売年 2013
販売価格 20000
SoC Snapdragon S4 Pro
OS Android 4.1
RAM 2GB
ROM 32GB
サイズ 5.0
ディスプレイ 1080x1920 液晶
メインカメラ 13Mpx
インカメラ 1.3Mpx
防水
購入時期 2017
購入価格 3000
評価

激安で出ていた「Panasonic最後のスマートフォン」ということで購入。

動作が恐ろしく遅く、しょっちゅうフリーズする。使える要素は何もなく、ただの置物になった。 ハイエンドモデルとして売られていたらしいのだけど、ハイエンドとしてこれを手に入れた人は何を思ったのだろう……

Optimus it L-05E

項目 データ
メーカー LG
モデル Optimus it L-05E
発売年 2013
販売価格
SoC Snapdragon 600
OS Android 4.2
RAM 2GB
ROM 32GB
サイズ 4.5
ディスプレイ 720x1280 液晶
メインカメラ 13Mpx
インカメラ 1.4Mpx
防水
購入時期 2017
購入価格 2000
評価 ☆☆☆

中古で買った古い端末。4.5インチのディスプレイで、かなり小さい上に非常に持ちやすいデザインをしている。

この端末は相当よかった。 性能的に厳しく、我慢できないレベルで遅いため実用的ではないけれど、ハンドソープで洗っても全然平気、それどころか事故でバッテリーカバーがあいた状態で水をかぶったこともあるのだが、それでも平気だった。

性能面以外のハードウェアはかなり扱いやすく、実際になにかに使えるわけではないにせよ可能性を感じる端末だった。 これで性能が高ければかなり面白かったかもしれない。

Zenfone 4 Selfie Pro

項目 データ
メーカー ASUS
モデル ZenFone 4 Selfie Pro
発売年 2017
販売価格 46000
SoC Snapdragon 625
OS Android 7.1
RAM 4GB
ROM 64GB
サイズ 5.5
ディスプレイ 1080x1920 AMOLED
メインカメラ 16Mpx
インカメラ 12Mpx, 5Mpx
防水
購入時期 2017
購入価格 35000
評価 ☆☆☆☆

性能的にはRedmi Note 4のリベンジといった感じ。 日本で売られたものとしてはZenfone Selfie以来のSelfieシリーズ。

有機ELのディスプレイが非常に美しく、ディスプレイをオフにした状態で時計の表示が可能になった。当時としては結構新しい機能。

Selfieシリーズではあるものの、前作とは方向性が違い、インカメラのセンサー自体はインカメラ向けのものを使いつつ、インカメラを2眼にして、ソフトウェアでがんばる感じの仕様だった。 これがものすごくて、盛れるどころではなかった。Zenfone Selfieも相当盛れるカメラだったけど、肌がつやっつやの美人になってやばい。

アウトカメラもまあまあ性能が良くて、コンデジではなくスマホで写真を撮る、というのが現実的になってきた。

Snapdragon 625はこれまでと比べるとだいぶ性能が高く、割と実用的に使えた。 サクサクとまではいかないけど、イライラすようなもたつきはない。

ZenUIの扱いやすさと、非常に薄くて持ちやすいという点がかなり魅力的だった。 また、親指式の指紋センサーの反応が素晴らしかった。 ただ、あまり強くなく、それほど使わないうちに落として割ってしまった。 それでビックカメラの有償保証を使い、R17 Proへと乗り換えになった。

Axon7

項目 データ
メーカー ZTE
モデル Axon7
発売年 2017
販売価格 60000
SoC Snapdragon 820
OS Android 6
RAM 4GB
ROM 64GB
サイズ 5.5
ディスプレイ 1440x2560 AMOLED
メインカメラ 20Mpx
インカメラ 8Mpx
防水
購入時期 2017
購入価格 32000
評価 ☆☆☆☆

スマートフォンの値段もだいぶ上がって、ハイエンドなら7〜8万円程度するようになったものの、やたら安い価格で売られていて光ってたのがこのAxon7。 私にとっては初のハイエンド端末だけれど、注目はDACに旭化成エレクトロニクスのAK4490を搭載し、Dolby Atomosにも対応したオーディオスマホっぷり。

ディスプレイは有機ELで、FHD超えと新世代を感じさせるものである一方、バッテリー消費が結構激しくて使いづらい。 また、まるっこくてすべすべなので、ものすごく落としまくった。 新世代要素としては、USB Type-Cを採用、QC3.0に対応していて18W充電が可能といったこともあった。

Zenfone 4 Selfie Proと同時に購入して、性能はこちらが上だけれど、こちらがサブ端末だった。 全体的に使い勝手が微妙で、ハイエンドの性能もそれほど感じられなかったのもあるし、全体的に微妙さを漂わせていた。 アウトカメラもこちらのほうが性能はいいのだけれど、なんだか色合いが地味でキレイな写真とは言い難い。

そんな感じで私の中では微妙端末だったのだけれど、ゲーム性能は高くて、のちのより高性能なものよりもサクサク動いていたりもした。 ゲームをしているとバッテリーの減りがものすごくて、1〜2時間でバッテリーがなくなるという難点はあるものの、結構この端末で遊んだ記憶がある。 加えて音がいいため、オーディオプレイヤーとしても重宝した。

落としまくった割にはZenfoneよりもだいぶ長持ちしたが、最終的には落として壊してしまった。 しかし、その良さが忘れられず、オーディオプレイヤーとして2021年に再度購入した。

R17 Pro

項目 データ
メーカー OPPO
モデル R17 Pro
発売年 2018
販売価格 70000
SoC Snapdragon 710
OS ColorOS 5.2
RAM 6GB
ROM 128GB
サイズ 6.4
ディスプレイ 1080x2340 AMOLED 120Hz
メインカメラ 12Mpx, 20Mpx
インカメラ 25Mpx
防水
購入時期 2018
購入価格 30000 (差額)
評価 ☆☆☆☆☆

落として割ったZenfone 4 Selfie Proを、ビックカメラの有償保証を使って差額を払って乗り換えたもの。 16:9ではない縦長ディスプレイ, マルチカメラ, 高速充電(45W)など時代を変革するような機能が山盛りになっていた。

細かくカスタマイズされたColorOSの使い勝手は抜群によく、素晴らしいセキュリティ機能を持つ。 処理性能も高く、使っていて不満は感じない。 高速充電はスマートフォンの使い方を革新するもので、これにより私のスマートフォンへの依存度は格段に上がった。

カメラは非常に素晴らしく、夜景もキレイに撮れる。 メインは12Mpxでそこまででもないという感じもするが、暗いところに強いため「カメラとして使える」という感覚を初めて抱いた。 加えて、オートフォーカスが異様に速い。Axon7で動画撮影していると、よくフォーカスが行方不明になって困っていたが、R17 Proは本当に一瞬で合う。 これは動画でも非常に心強い。

ColorOSのバージョンアップでセキュリティ機能がだいぶ削られてしまい、評価は下がったが、それ以前が飛び抜けてよかっただけなので、これら並べているものの基準なら☆5で問題ない。

R2 Comapct

項目 データ
メーカー SHARP
モデル R2 Compact
発売年 2019
販売価格 82000
SoC Snapdragon 845
OS Android 9
RAM 4GB
ROM 64GB
サイズ 5.2
ディスプレイ 1080x2280 液晶 120Hz
メインカメラ 22.6Mpx
インカメラ 8Mpx
防水 IPX5/8
購入時期 2019
購入価格 82000
評価 ☆☆

こちらは落として壊してしまったAxon7の代わりに導入した。 当時結構スマートフォンゲームをプレイしていたこともあり、性能重視だった。 ただ、サブ機としては「小さいほうが良い」と考えていたので、希少なSD8シリーズ搭載のコンパクト型ということで選択。 サイズ的にはL-05Eとほとんど同じだが、ディスプレイサイズは5.2と意外と大きい。 価格は8万円をこえており、高価格化が進むハイエンドらしい価格であり、Compactもそれほどお得感はない。

IPX5/8で防水ということであったが、水道で水洗いしたところ破損してしまった。 このため、使えたのはわずか数日。IPX5/8の防水とはとても思えず、軽く水をかけた程度でも悪化したため、「二度とSHARPは買わない」と決意させた。

全体的に操作に対する反応が悪く、意図したように動作しないことが多い。 性能が高いということであったが、軽量なゲームではAxon7のほうが速く、急速充電対応と言いながらUSB PDで10W充電できるだけという仕様で、私の国産端末(といっても、すでに鴻海傘下だったが)に対する信用はこれによって完全になくなった。

その他、カメラも相当微妙で、あまり使う気にならなかったAxon7よりも悪い。 ストレージ容量も小さく、改めて見ると全力で勝負していない印象が非常に強い。

Find X2 Pro

項目 データ
メーカー OPPO
モデル Find X2 Pro
発売年 2020
販売価格 92000
SoC Snapdragon 865
OS ColorOS 7.1
RAM 12GB
ROM 512GB
サイズ 6.7
ディスプレイ 1440x3168 AMOLED 120Hz
メインカメラ IMX 689 48Mpx, IMX586 48Mpx, 13Mpx
インカメラ 32Mpx
防水 IPX8
購入時期 2020
購入価格 92000
評価 ☆☆☆☆☆

「次はOPPOのフラッグシップを」と待ち構えて購入したものであり、X2 Proはau専売だったため、苦労してauで端末だけ購入した。 付属の充電ケーブルが機能せず、それで結構揉めたりしたため、あまり気持ち良いスタートは切れなかった。

性能面はスペック表を見ても、従来とは完全なる異次元になっている。 国産勢がこの時期もかなり保守的なモデルを出していたのに対し、中国は「極端な」スマートフォン進化を迎えていた。

高精細なディスプレイは、スペック上だけでなく実際にキレイ。800〜1200ニトという最大輝度で明るくもあるし、明るさの自動調整が非常にいい具合で、自動にしてればちょうどよい明るさにしてくれる。

ハイレゾ, Dolby Atmosに対応したオーディオ性能も持っている。

そしてなによりカメラは、単なる数値上のものではなく、驚くほど美しい写真を簡単に撮ることができる。 ちなみに、標準では巨大な48Mpxではなく、4000x3000の12Mpxの画像になる。 また、マスクをつけていても顔認証が通り、精度も高い。

なにもかもが素晴らしい端末であり、R17 Proと比べてすべてにおいてより優れた性能を持っているが、R17 Proと違い100%満足ではなかった。

まず、新しいColorOSは、私が重要だと考えていたセキュリティ機能がいくつか減っている。 サイズアップしたボディは確かにブラウジングには適しているが、私の手ではカバーしきれず扱いが大変。 画面占有率の高いエッジディスプレイは様々な保護フィルム、保護ガラスを試したが、なにひとつまともに機能するものを見つけられなかった。

また、Snapdragon 865を積んでいる割には遅く、かなり多くのタイトルのゲームでかくつきやもたつきが発生する。 特に音ゲーではフリーズを繰り返してしまいプレイできないケースが多い。 ゲームに関してはColorOSのアプデによってゲームモードで無効にできるようになるまで3点タッチができず、プレイ不能なゲームもあった。 ただ、画面録画機能を持っていて、この機能ではタッチ位置を記録することもできるため、ゲーム向きな面もある。

R17 Proと違い、スタートでの満足度は割と低めだったが、やはり全体的に性能は高くて不足はないため、買い換える動機がまるで見つからないほどだった。

Xperia XZ3

項目 データ
メーカー Sony
モデル Xperia XZ3
発売年 2018
販売価格 99360
SoC Snapdragon 845
OS Android 9〜10
RAM 4GB
ROM 64GB
サイズ 6
ディスプレイ 1440x2880 有機EL
メインカメラ 19.2Mpx
インカメラ 13.2Mpx
防水 IPX5/8
購入時期 2023
購入価格 13000
評価 ☆☆☆☆

2018年の末にリリースされたXperiaシリーズのフラッグシップモデルで、前作XZ2に続いて酷評されたモデル。 ハイエンドらしくSDM 845プロセッサを搭載して価格も10万円程度と非常に高い。 ところが不人気で在庫あまりが発生、auでは半年後には43200円にまで下がった。 なお、これは私が買ったau版の話で、ドコモでは98496円で売り続け、ソフトバンクは当初119040円と非常に高価だったのが値下げされたらしい。

2023年になってから音楽プレイヤーとして購入したが、この時期のハイエンドというだけでもXperia XZは相当安い。 不人気を反映した感じだが、そこまで忌み嫌うものでもないと思う。

Snapdragon 845プロセッサは現代の基準で考えてもかなり高性能で、軽めのゲームならサクサク動く。 バッテリー自体が小さい(3200mAh)のでバッテリーもちはやや微妙だけれど、Axon7のようにまたたく間になくなってしまうということもない。

持ちにくいという話もあったようで、たしかに持ちやすいほうではないけれど、Axon7, Zenfone Selfie, Find X2 Proあたりよりは持ちやすく、特にグリップをつけずに運用可能なレベルに収まっている。 全体的にバランスがよく、使い勝手も良いので、当時買っていたらかなり気に入って使っていただろう。少なくとも、R2 Compactよりはずっと良い。

ただ難点もなくはない。現在でもカメラがいまひとつなXperiaだけれど、カメラ性能は当時の中国端末とは比べ物にならず、無難オブ無難な画質。 メモリ、ストレージともにハイエンドとしては疑問なほど小さく、オーディオは有線を推しているにも関わらず3.5mmジャックはなく、しかも単に3.5mm出力しただけでは搭載しているオーディオ機能は使えない。基礎性能は高いが完成度はいまひとつ、という印象となっている。

Find X6 Pro

項目 データ
メーカー OPPO
モデル Find X6 Pro
発売年 2023
販売価格 6999CNY
SoC Snapdragon 8 Gen2
OS ColorOS 13.1
RAM 16GB
ROM 512GB
サイズ 6.82
ディスプレイ 1440x3168 AMOLED 1-120Hz
メインカメラ IMX989 50Mpx, IMX890 50Mpx, IMX890 50Mpx
インカメラ 32MPx
防水 IPX8
購入時期 2023
購入価格 165000
評価 ☆☆☆☆☆

2023年にOPPOが出した新しいハイエンドモデル。 初代Findは先進的で奇抜なモデル、Find X2は革新的な高性能だったが、Find X3, Find X5は地味で順当な進化版だった。 (Find X5は日本未導入, Find X6は中国専売)

Find X6は「攻めた」モデルに戻った。中国で加熱するカメラ競争に挑み、特にProモデルはメインセンサーに1インチにIMX989を据えつつ、望遠と広角にハイエンドクラスの1/1.44 IMX890を添える。見た目は完全にカメラである。 プロセッサはSnapdragon 8 gen2でRAM 16GB, ROM 512GBとハイエンドとして恥じない最高性能を搭載。

Find X2 Proを使い続けることも可能だったが、かなりの革新も入ったため欲しくて買ってしまった。 その前にはReno 9 Pro+やOnePlus 11を検討しつつも、「買い換える理由がない」と見送っていたが、これは見逃せなかった。 だが、その価格は非常に高い。スマートフォンの高価格化を痛感する価格で、Find X2 Proもグローバルでは13万円程度だったが、auが10万円程度で売ったためインパクトがとても大きい。

中国仕様ということもあってか、R17 Proで途中からなくなってしまったプライバシー保護機能を含め極めて強力で使いやすいシステムが揃っており、最強のハードウェアとの組み合わせで文句のつけようがない。 その完全な機能を使うには中国OPPO IDが必要になる点が残念で、カメラが思った通りセンサーが大きすぎて使いにくいという問題はあったが、絶大なメリットの前では些細なこと。