Googleが邪悪である前に無能な話

2021-01-09

Googleを無条件に信奉している人多いけど、うーん、私あんまり「Googleすごい」って感じたことないんだよなぁ。

Googleの躍進って買収によるところが大きくて、Googleの主要なサービスは買収してできている。 YouTubeも、「Googleの」って認識している人が多いだろうけど、2006年にGoogleに買収されたもののひとつ。 Google謹製っていうとGMailとかOrkutとかGoogle+とかだけど…

もちろん、優秀な人がいるのは知っているけど、優秀な人が作るプロダクトが優秀なプロダクトになるわけじゃない。 そして、Googleは「言うほど優秀じゃない」という問題がある。

思うところはいっぱいあるけど、一番問題なのは「検索」。

Googleの検索エンジンが検索ワードを無視するので必要な情報と逆の情報ばっかり出してきたりする、というのは最近ならみんな経験してることだと思うけれど、 それが邪悪さによるものだと思っていたら、割とそうでもないのかな、と。

だってChromeの履歴検索、部分一致が出ないし、単語一致も出ないし、末尾一致も出なかったりする。 検索に出たり出なかったりするから、「訪れたことがあるかどうか」「いつ訪れたか」の判定には使えず、そもそも目的の履歴が見つからなかったりする。

部分一致をリストするのってものすごく簡単なことだと思うんだけど。 大量の履歴を扱うから仕方なくそうなっているのだ、と言われたとしても全く意味がない。 だって、履歴からタイトルやアドレスを「先頭から」出せることなんかほとんどないし、一致するものが出せないくらいなら他の制限を加えたほうがずっとまし。 現状では全く使い物にならない。

実際、Firefoxはちゃんと履歴検索で絞り込めるし、Vivaldiだって速度的にも全く問題がない。 駄目なのはただひたすらChrome。

それが部分一致すら実装できないのだとしても、ここは部分一致で出せることを優先すべきだということがわからないのだとしても、 とんでもない無能だと思う。

Googleのありとあらゆるものがクソなの、単に邪悪だからではなく、何が重要でなにをすべきかがまともに判断できないからなのでは。