最近まで知らなかったけれど、ダイソーは結構PCデバイスが充実していて、1000円でキーボードも売っている。
メーカーは磁気研究所となっており、モノとしては磁気研究所が直販しているコチラと同じもののようだ。 非常にスタンダードなメンブレンキーボード。と思ったのだけど、高さはないけれど、3.8mmとショートストロークというわけでもない。
せっかくなので買って試してみた。
結論としては、「ネットカフェにあるような普通のキーボード」である。
決して悪くはない。私が行くネットカフェによくあるのは、hp、マウスコンピューター、ツクモといったところだが、弱いタクタイル感がある薄いメンブレンキーボードであることが多い。 そして、そのようなキーボードと非常に似ている。
悪くはないと思う。レノボのキーボードのほうがうち心地はしっかりしているが、戻りが弱く、入力は結構疲れてしまう。 心地よいタイピングができるELECOMのDUX30キーボードも、微妙な硬さのため案外うちにくく、タイミングを外しやすい。 これと比べるとかなり安定したタイピングができる。
だが、致命的な欠点がある。ゴムが何もついていないのだ。そのため、非常に滑る。 滑り止めと併用することになるだろうが、剛性がないためかなり影響が出るだろう。
そして、もうひとつ痛い点として、サンワサプライのキーボードがAmazonで700円ほどで買えるというのがある。
元価格としては磁気研究所のものと同価格だが、Amazonでならより安い。
そして、「単に安いじゃないか」という話だけでなく、このキーボード結構良いのだ。
気持ちのいいタクタイル感があり、非常に打ちやすい。非常にフィーリングがよくて、人によっては高級キーボードよりもこっちのほうが好きだという人もいるかもしれないくらいだ。
手前側に滑り止めもついている。
磁気研究所のキーボードは非常に軽くて持ち運びに適しているように見えるが、サンワサプライのもののほうがコンパクトであり、また少し高くなるが(Amazonで1700円程度)コンパクトなパンタグラフキーボードもある。
結局、サンワサプライのキーボードが良すぎること、そしてAmazonで猛烈にお買い得になっていることから、このスタンダードなキーボードが物足りなく思えてしまう。 素直にサンワサプライのキーボードを買うほうが良いだろう。